規制の対象になるのは下り速度のみ

電波

前回の記事ではWiMAXが使いたい放題ではないという事実をお伝えしました。しかし、そうなってくると私たちユーザーは一体どのようにして1Mbpsという規制と向き合っていけば良いのでしょうか?

 

そこで、今回はギガ放題プランの3日で10GBという制限との付き合い方について提案していきたいと思います。

規制が入るのは主に「下り」のみ

一般的なインターネット回線の使い方をすると、ほとんどの人がアップロードよりもダウンロードに関わる通信量を多く利用することになるでしょう。

 

ダウンロードとは、サイトのデータや動画のデータをあなた自身のスマートフォンなどで観覧できるようにするために必要な動作です。1と0で表現された通信情報を端末に取り込み、それを画面で表示させることをダウンロードと呼んでいます。

 

そして、このダウンロードのスピードのことを「下り速度」と表すことが非常に多く、大抵の人はこの速度を一番重視しなければなりません。だからこそ、ギガ放題プランのように3日で10GBという規制が入ってしまうのです。

 

たくさんの人が下り回線を使ってしまうため、そのせいで最悪の場合、通信基地局がパンクして通信障害を発生させてしまう可能性がありますので、余力も持たせるために一人ひとりの使用量が3日で10GBとされているのです。ただ、実際には10GBを超えても規制されるのは翌日であるため、WiMAXに関して言えば、規制はかなり緩い方だと言えます。翌日になっても1Mbpsという最低限の通信環境は用意されますからね。

気にしなくても良い「上り」

一方で、ダウンロードと対極に位置するのがアップロードです。アップロードは上り速度と表現されることが多く、例えば、あなたのスマートフォンで撮影したネコの映像をツイッターやインスタグラムなどで皆に見てもらいたい場合に使う機能です。

 

自分の端末で収録したデータを別のサーバーに送信するため、もし上り速度が低い場合は、動画を投稿するのに多くの時間が掛かってしまいます。しかし、上り速度は速い場合はすんなり投稿が終わりということですね。

 

このアップロードに関しては、あまり利用する人がそもそも多くありませんので、基本的には気にしなくても良い数値だと私は考えています。

例題から見る3日で10GBの真意

クエスチョン

さて、上り速度と下り速度の違いについてお分かりになったと思いますが、ここからは本題の「3日で10GB」との付き合い方について私からご提案させていただきます。

 

3日で10GBの仕組み

ただ単に3日間で10GB使わないようにすれば良いのでは?とお思いの方も多いはず...たしかにその通り。ただ、1つ勘違いされがちなケースがあります。例えばこちら↓

11月1日からWiMAXの使用を始め、届いたその日からYouTubeを見て6GBも一気にデータ通信量を消費してしまいました。そのため翌日にはサイト観覧に留め1GBを使用。そして3日目は午前中あまりにも暇だったので、映画をたくさん見ていたらもう既に4GBを消費していたんです。
ただ、その日の夜、きっとダウンロードに制限がかかるせいでまともにネットに繋げないんだろうなぁと思っていたら、なぜかいつも通りスムーズにYouTubeを視聴することができて「ラッキー♪」と浮かれていました。ちなみにこの日のデータ通信量は7GBでした。
そして、次の日。ギガ放題プランの3日10GBという規制はきっと何か自分が勘違いしているんだろうなぁと勝手に解釈してしまい、そのまま朝からずっとアニメや映画を鑑賞していたところ、なんとその日の夜、急にネット回線の調子が悪くなり、まともに動画を見ることができなくなってしまいました...
そこで初めて規制の正体に気付き、そうかギガ放題プランの規制はこういうことだったんだなぁと反省。本日の通信量は5GB。明日からはもっと計画的にデータを使おうと思っていたのですが・・・
WiMAXが届いてから5日目。動画の視聴時には標準画質にすることでデータ通量を抑えればいいし、今後は3日間で10GBなんて量もネットに接続しないだろうとタカをくくっていたところ、・・・なんと、その日の夜も通信速度が規制されており、せっかく楽しみにしていたYouTuberの動画を標準画質でさえ見ることができなくなってしまったんです。これには正直驚きました。
だって規制は4日目のゴールデンタイムで終わってるはずですよね?それじゃあ、一体どうして5日目の夜も通信制限がかけられてしまったのでしょうか?
しかも、仕方ないから動画を低画質に設定したところ、それでさえプツプツしてしまい、まともに動画を視聴することができませんでした。はぁ・・・WiMAXって一体何なんだろうか。こんなことならもっとよく契約内容を確認しておけば良かった・・・

はい。長文で申し訳ありませんが、これは私が考えた架空のシナリオです。

 

ただし、もちろん実際にありえる内容であり、同時に全国で多くのユーザーが同じ被害に遭っているのではないかと予想されます。こういったケースに関しては、ハッキリ言って事前に契約内容をよく読んでいれば回避できるケースなのですが、実際のところWiMAXに申し込む際に隅から隅までよく読んで契約する人は少ないです。
それでは、今回のケースの問題点を考えていきましょう。

今回のケースの要点
  • 1日目 WiMAXの利用開始 6GBのデータ通信量を消費
  • 2日目 1GBのデータ通信量に留める
  • 3日目 勝手に勘違いし7GBもデータ通信量を消費。※この時点で3日で10GBを超え規制確定
  • 4日目 初めてゴールデンタイムに規制を受ける。5GBの通信量を消費。
  • 5日目 節約していたはずが、なぜかこの日もゴールデンタイムに規制を受ける。
  • さて、このようなケースで疑問を抱えるべき点は「どうして5日目も同じように規制を受けてしまったのか?」ということです。

     

    ギガ放題プランは、あくまでも3日間で10GBを超えてしまった場合に起こる規制ですよね。なのに、次の3日間でまだ10GBを超えていないのにも関わらず、なぜかまたすぐに規制が入ってしまった。

     

    ここの問題点なのですが、よく考えてみてください。WiMAXの公式サイトでは、「過去3日間でデータ通信量の合計値が10GBを超えていた場合、翌日のゴールデンタイムに最大1Mbpsの通信速度となるよう規制が入る」と書かれているのです。

     

    そうです。つまり、過去を遡って3日間の間の合計値が10GBを超えてしまっていれば、その対象となる翌日のゴールデンタイムには規制が入ってしまいます。

     

    そのため、今回のケースで規制の判定対象とされるのは以下のデータ通信量となります。

    • 2日目 1GBのデータ通信量を消費
    • 3日目 7GBのデータ通信量を消費
    • 4日目 5GBのデータ通信量を消費

    はい。見事に3日間で10GBのデータ通信量を超えてしまっていますね。これで5日目も規制の対象となります。これこそが3日で10GBの本当の意味なんです。

規制と上手に付き合っていくには?

答え

どうして突然規制対象になってしまうのか?その疑問は、とても単純な答えでした。そして、これを対策するには、日頃からインターネット観覧においてデータ通信量を意識したライフスタイルを確立することが大事になってきます。

YouTubeは高画質で視聴しない

YouTubeの動画はデフォルトの設定では高画質で見るようになっており、それを知らずにWiMAXを利用していると、いつの間にか膨大な量のデータ通信量を持っていかれることになってしまいます。

 

そのため、3日で10GBとの付き合い方として最も効果的な方法の1つに「YouTubeの画質設定を標準に落とす」という答えがあります。たったこれだけのことで飛躍的にデータ通信量を節約することができるので、まずはこれを実施してください。

容量の大きいファイルは都合の良い日に事前ダウンロードを

ギガ放題プランは過去3日間で10GBを超えていなければ規制にかかりません。ということは、1日の消費量が少ない日に、膨大な量の映像ファイルなどを事前にダウンロードしておけば、翌日以降の好きなタイミングで一切ダウンロードをしなくても、端末にある映像ファイルを視聴することができるようになります。

 

このように、データの枠をやり取りするという考え方を新しく持つようにしてください。あくまでも、規制は過去3日間に10GBを超えなければ発生しないのです。

ルーターのホーム画面は普段からよくチェックしておくこと

最近のWiMAX対応WiFiルーターでは、ホーム画面にハッキリと分かりやすく現在のデータ通信量が表示されています。この通信量は必ず毎日何度もチェックしておいてください。

 

そうすることで「YouTubeで動画を視聴したらこれぐらいの通信量が発生した!」「あのサイトで記事を読んでいたらこれだけの通信量しか発生しなかった。」などという情報が分かるようになります。これをあなた自身の経験則として、これからずっと有効活用する必要があるんです。

まとめ

smart phone

WiMAXは非常に便利なサービスではありますが、あまりにも便利過ぎるため、全国各地で様々なユーザーが大量にインターネットを通じてデータ通信をおこなっています。

 

大量に利用されることで電波基地局がパンクし、それが原因で通信障害を発生させることになり兼ねないため、あえて3日で10GBという規制がギガ放題プランには設定されています。

 

なので、WiMAXを使用する上で計画的なデータ通信枠の節約は必要不可欠。仕組みをしっかりと理解した上で、あとから困惑することのないようにしておきましょう。