意外と知られていないクレードルの存在

意外な発見

WiMAXの申し込みを検討するときに、契約の一歩手前画面まで進むと誰しも目にする「クレードル」という文字。付属品を一緒に購入するかどうか一瞬悩みますが、ほとんどの人はクレードルが一体何なのか分からず、とりあえずクレードルの横に付いているチェックボックスを外してしまうことでしょう。

 

しかし、この付属品は意外と役に立つ機会も多いのです。ということで、今回はWiMAXの電波を受信する際に使う対応WiFiルーターの付属品である「クレードル」について皆さんが知らないことを紹介していきたいと思います。

付属品のクレードルって何?

モバイルルーター

クレードルはWiMAXの契約をする際にはどのプロバイダでも購入を勧められている機器で、主に以下のような場面で活躍します。

  1. ネット通信が比較的安定する。
  2. 常にバッテリーを切らさずに使える。
  3. 無線LANのスポットとして活用できる。

それでは、気になる項目から順番に詳細を説明していきましょう。

ネット通信が比較的安定する

決してインターネットの通信速度が向上するということではありませんが、クレードルをWiFiルーターにセットし、例えば固定回線に使うモデムとケーブルで繋げば、固定回線の通信速度を維持したままスマホなどの端末でネットを楽しむことができます。つまり、安定したネット環境を手に入れることができるのです。

 

ただし、これには落とし穴があり、クレードルはあくまでも橋渡しをする仕事しかしておりません。特に通信速度が上がるわけでもないので、そもそも固定回線を敷いている人は、あえてそこにクレードルをセットしたWiMAXを混ぜる必要がないのです。

 

ただ、専用のルーターを持っていないという人の場合のみ、クレードルとWiMAXを使えば、固定回線のルーターの代わりができますよ、というお話でしかありません。

常にバッテリーを切らさずに使える

普段、WiMAXを使っていると、いつの間にかルーターの電池が切れてしまっていたりするものです。それもそのはず、モバイルルーターのバッテリーは基本的に5,6時間程度しか持たないため、自宅であらかじめ十分な量の充電作業をおこなっていないいけません。

 

毎日仕事から帰ったら、すぐにモバイルルーターに充電コードを挿して、翌日の朝、出社前にコードを抜くという作業。日課にできている人は良いですが、実際は忘れてしまうことが結構あるんですよね。

 

そんな時に役立つのがクレードル。クレードルには充電機能も搭載されているので、モバイルルーターをセットしておくだけで簡単に充電が可能となっています。わざわざコードを引っ張り出してきて接続する必要がなくなるので、いつも仕事から帰ってきたらテーブルの上に置いてあるクレードルにモバイルルーターをセットするだけでオッケーです。

無線LANのスポットとして活用できる

クレードル3つ目のポイントは無線LAN、つまりWiFiルーターとしての本来の役割を担うことができる点です。

 

もともとWiMAX対応ルーターであるため、WiMAXの電波基地局から飛ばされてきた電波を受信し、それを近くにいるあなたの端末に飛ばしている機器を、今度はブリッジモードという機能を用いて、あらかじめ用意されている固定回線などの高速回線をWiFiとして使うことができるようになります。

 

先ほどのネット通信が安定するというお話を少し被りますが、すでに固定回線を自宅で使用しているが、出先ではWiMAXを使っているという一部の人には、必ずクレードルを購入してもらいたいです。

 

クレードルをセットしたモバイルルーターのブリッジモードという機能を使うことで、自宅にいる時は通信量を気にせずにいくらでもネット観覧が可能になり、出先で通信規制を受けることが無くなるはず。3日で10GBのギガ放題プランには翌日ゴールデンタイムで1Mbpsに規制されるという縛りがありますが、これに対する最も効果的な対策の1つに、自宅にいるときはクレードルをセットして固定回線の電波を使うという方法があります。

クレードルの購入は一部の人だけで良い?

IT

さて、ここまでお読みいただけた方の半数ほどは、恐らく「ふーん。クレードルってそういうことに使うんだ。でも自分にはいらないかも。」と思われているかもしれません。それもそのはず、もっと強力なポイントがあれば良いのですが、なかなかどうしてイマイチ冴えない機能しか持っておりません。

 

先述したとおり、自宅ですでに固定回線を敷いている人であればまずオススメできますが、そもそもWiMAXを契約している人は自宅に固定回線なんて敷いていない人が多いはず。固定回線やスマホの増量プランと比較した上で、最終的にWiMAXを選んだのであれば、それは当たり前でしょう。

 

ただ、それでも私はあえてクレードルを買って使っています。なぜかというと、それは携帯電話の充電スタンドのような存在だと考えているからです。

 

携帯の充電ケーブルには寿命がありますよね。何度も繋いで外してを繰り返していると、日々どんどん劣化していき、いつの日か正常に充電できなくなる日がやってきます。キャリアもそれを理解しているからか、昔はガラケーを買うと必ず充電器がセットで付いてきたものです。なのに、WiMAXのモバイルルーターを買うときは、あくまでも任意で購入するようなシステムになっており、個人的には無料でセットで配布して欲しい代物だと思っています。いちいちケーブルで繋ぐのって意外と面倒臭いものなんですよね。

 

また、もし、この先WiMAXを解約する機会があったとしても、これまで使ってきたモバイルルーターとクレードルがあれば、そのまま別の回線を無線化させるための道具として活用し続けることもできます。だからクレードルとモバイルルーターにかける費用は、WiMAXを引退しても決して無駄になることがありません。